――憧れはありますか?
原田治さんが憧れです。原田さんはグッズさえも作品にしてる感じが、自分もそうなりたいなぁっていうのがあって。普通だとグッズよりも、作品の方が強いんですが、原田さんはグッズを上手く自分の物にしていて、グッズが作品みたいな所まできているんです。グッズと作品が一緒に並んでもマッチしているのが素晴らしいと思いますし、自分もそうなりたいなぁって思っています。
――どこで制作していますか?
イラストやグッズは家で作っていて、版画が学校ですね。
――BGMは聴きますか?
これがかなり偏っていて(笑)映画をBGMにしています。新しい映画を見ると、注意散漫しちゃうので、必ず決まった映画を見ています。その映画は、テレビに録画している2017年の金曜ロードショー"耳をすませば"です。この映画を見ると、家で制作してる自分とリンクして、頑張れます。しずくの頑張ってる姿を見ると、自分も頑張りたいなって思うんです。自分が制作している時と、映画の中のキャラクター達とがお互い高めあってる感じが好き。あの映画大好きです!
――自分が思う自分の強みはありますか?
これも難しいですね。でも、ちゃんと軸を決めて制作してるので、ブレがない所かな。
――作品の強みはありますか?
強みを、自分で考えたことがなかったです(笑)制作している方で、アートとデザインの違いで両極端にある2つの物で悩まれる方が多いと思うんです。アート寄りにするのかデザイン寄りにするのか......。それって別に違いはないのかなって自分は思ってるんですけど、自分の作品は良い所どりの感じがするかなぁ。見る人によってはデザインだし、見る人によってはファイン(アート)よりだし。グレーのような感じですかね(笑)どっちにでもブレれるんですけど、そこにはちゃんとテーマとか軸があるんです。軸があってこその出来る所はあるので。
――自分の作品に何を願いますか?
先ほど話した、卒業制作の文章に近いです。"角がなくなる"というのを社会の攻撃的な部分にとらえて、怒りに対して怒りではなくて、ユーモアとか優しさで削っていくことによって、これからの未来の生きやすさに繋がっていけたらいいなって思っています。そういうのを作品を通して皆さんに伝えていけたらいいなと考えていますね。
――誰に発信したいですか?
老若男女!世代も問わず、性別を問わず。好きになって見てもらえたらいいなっていうのはあります。
――今後の目標はありますか?
作り続けていくこと。そして、より多くの方に知ってもらえるようなイラストレーターになりたいなと思っています。
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