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Guillermo Arismendi『言葉の探求』1/2

【Profile】

ギレルモ・アリスメンディ

デジタルと油絵を使って作品を描くテネリフェ島のアーティスト。

音楽やダンス、論理、詩からインスピレーションを受けた彼の描く作品は言葉を超えた感情や記憶を表現している。



――インスタグラムでDEPICTERからコンタクトが来た時の気持ちを教えて下さい。

そうですね、最近ではインスタグラムで交流する機会が増えていますし、作品を通して多くの人と交流できることは、私にとって嬉しい事です。

インスタグラムは、自分のアイデアを見せたり表現したり、アートを共有するには最高の方法だと思っています。そして、自分の作品を共有する際には、境界線を設けないようにしているんです。インスタグラムは、コミュニケーションの一つの形だと思っているので、誰に対してもオープンにしていますね。


――絵を描く時のテーマは何ですか?

私の作品は見た方が分かりやすいように、色で分類しています。

普段は4~5種類のアプローチや要素を組み合わせて、色で雰囲気を表現しているんです。

昨日使った色と同じ色は使いたくないので、薄い色を使った次の日には、暖色系の色を使うように描いています。後、トレンドに囚われたくないですね。

インスタグラムを見ていただければ分かると思いますが、作品の色が毎日違います。

そんな自分に期待して、毎日が違う気分で、違うアプローチがしたいんです。

“自分の意志”よりも、“作品の意志”というものにフォーカスを置いて、作品自身で成長できるように心掛けています。



――インスピレーションはどこから得ていますか?

子供の頃のような、心の奥底にある古い記憶から得ています。

それを思い出して再現するようにしていますが、記憶を組み立てるような事はしていません。なので、自分の記憶を描くのではなく、感情を描くようにしています。できるだけ自由に。でもパーソナルな内容ではないようにしています。カオスから多くのことを学んでいると思います!


――それは、ウェブサイト上にある「言葉を超えた表現」という言葉と関係がありますか?

そうですね......。私は指揮者ではなく、プロセスの一部でありたいと思っています。

予想外の結果が欲しいんです。一色の色がどうなるかは、色を置いてみて初めて分かる事なので、一歩引いて見ています。一歩引いて見ることで、自分の作品を自分の作品ではないように見ることが出来るんです。私は、作品が生きるように、助けているだけなのです。




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